川越城本丸御殿

展示案内(資料紹介)

このページでは、本丸御殿内で見られる資料や展示室の資料などを1点ずつ順次紹介していきます。

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『川越城本丸御殿玄関梁旧材』

第1展示室に展示してある保存修理工事で交換された玄関梁の旧材です。長さ6m、太さ50㎝程のマツ材で、両端は長年の雨漏りによって腐食してしまい、脱落の危険があったため交換になりました。本当ならば、そのまま展示したかったのですが、腐食していることもありますし、何よりサイズが大きくて置き場所もないし、一度置いたら二度と動かせなくなるので、中央の元気な部分のみを切り取って展示しています。中央の切り欠きは直角方向の部材が組み込まれていたところで、そちらは現役で屋根を支えています。時々、ベンチと間違えて座っている方がいらっしゃるようですが、お尻が汚れますのでご遠慮ください。

(2013年1月4日)

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『嘉永七年申九月御出来品川沖二番台場図』

「どや!ポイント」で紹介したご家老の前に広がっている図がこれです。六角形の台場に土塁が積まれ、その上に大砲(おおづつ)がどのように配置されたかが描かれています。「〆筒数四拾六本」とあるため、大小の大砲が46本もあったということなので、大砲の数はもとより、砲弾の数や大量の火薬があったことを考えると、大変危険な場所だったことでしょう。この台場は東京港からの航路上にあったため、昭和34年から3年かけて撤去されましたが、ほぼ同規模の「六番台場」がレインボーブリッジの下に残されています。

(2011年12月28日)

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館内の資料や展示室の説明をします。

このページでは、本丸御殿内で見られる資料や展示室の資料などを1点ずつ順次紹介していきます。展示室などでは説明しきれなかったものなどを少し詳しく紹介していきます。
 初回の今回は「杉戸絵」です。この杉戸絵は「朝日に松」という題がつけられており、赤々と登る太陽と太く荒々しい木肌で表現された松が描かれています。ところで、この杉戸のような「板戸」は一般的に廊下の間仕切りであり、部屋と部屋の間仕切りは襖であったといわれています。つまり、本丸御殿の杉戸はいずれもオリジナルの位置ではないということです。ちなみに建具としては昭和42年度の復元工事の際に、絵が描かれた杉板部分だけを残し、枠の部分は新調したと聞いています。

(2011年11月1日)