史料集の出版
当館では、2016年より江戸時代後期川越藩の領主であった松平大和守家の記録である『川越藩松平大和守家記録』と、川越町の一つ喜多町の様子を記した『川越喜多町名主御用日記』を出版しております。本年は、『川越藩松平大和守家記録3』と、『川越喜多町名主御用日記3』を出版いたしました。
江戸時代後期の明和5年から慶応2年(1768〜1866)まで、川越藩の領主であった松平大和守家の記録です。今年出版した『川越藩松平大和守家記録3』では、明和9年〜安永2年(1772〜73)までの2年分を掲載しております。この記録から、川越藩やその藩士の動向などが詳細にわかります。
※本文の見本は、こちらをご覧ください。
『川越藩松平大和守家記録』では、記録の概要をかんたんに記した内容細目を巻末につけております。この内容細目から、調べてみたい事項や人名などをかんたんに探すことができます。
※内容細目の見本はこちらをご覧ください。
この史料集の刊行には、当館のボランティア組織である「松平大和守家記録を読む会」の方の協力を得ました。本年度も引き続き、毎月第2火曜日をおもな活動日として、江戸時代の古文書を現代の字に直す翻刻や、パソコンへの入力作業などを手伝っていただいております。

ボランティアの活動風景
江戸時代後期の文政7年から明治4年(1824〜1871)まで、川越十か町の一つである喜多町の名主が記した記録で、幕府や川越藩の御触や、喜多町に転居・転出した書類などを写した記録です。『川越喜多町名主御用日記1』では、文政7年から天保4年(1824〜33)までの御用日記7冊分を掲載し、昨年出版した『川越喜多町名主御用日記2』では、天保4年から弘化元年(1833〜44)までの御用日記7冊分を掲載しています。今年出版した『川越喜多町名主御用日記3』では、弘化2年から嘉永6年(1845〜53)までの御用日記7冊分を掲載しています。 この史料から、川越町内や川越藩のようすがわかります。
※本文の見本は、こちらをご覧ください。
『川越喜多町名主御用日記』では、史料の概要を解説として巻頭につけております。この解説を参考にして、川越町のようすを調べるてがかりを得ることができます。
※解説の見本はこちらをご覧ください。
この史料集の刊行には、当館のボランティア組織である「川越古文書同好会」の方の協力を得ました。江戸時代の古文書を現代の字に直す翻刻や、パソコンへの入力作業などを手伝っていただきました。
史料集の販売
史料集は川越市立博物館の受付で販売しています。通信販売をご希望の場合は、下記の3点を同封の上、現金書留で郵送してください。なお、代金等にお間違えのないように十分ご確認ください。
- ご希望の史料集の名称、冊数、宛先、宛名及び連絡先を明記したメモ
- 史料集の定価の合計額(現金または定額小為替)
- 合計重量に相当する送料(切手)
【宛先】
〒350-0053
埼玉県川越市郭町2-30-1 電話049-222-5399
川越市立博物館 管理担当
・到着次第、郵送で発送いたします。
・メールでお問い合わせの場合は
*参考 ゆうメールの料金(日本郵政グループホームページ )
重量 | 〜150g | 〜250g | 〜500g | 〜1kg |
料金 | 180円 | 215円 | 300円 | 350円 |
発売中の史料集
平成30年9月7日更新